
多くの村上春樹さんのファンの皆さま、ごめんなさいっ!
私は村上春樹さんの作品は、あんまりよく判りません・・・
ところが「ノルウェイの森」だけは、1年に一度必ず読み返してしまいます。
(その他の代表作を何作か読んで見ましたが、私にはよく判りませんでした。)
「ノルウェイの森」は、村上春樹さんの長編小説です。
1987年9月に出版されました。
赤と緑のシンプルな装丁の本が、書店の店頭でうず高く積まれていたこと、
覚えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
折りしも大学受験に失敗し、浪人生活を送っていた私は、
読みたいけど、今は読めない・・・と恨めしい気持ちでその山を眺めていました。
学生運動の時代が背景となっており、
その点では、私には真に理解できている部分は少ないと思います。
(世代では無いので・・・)
けれど、主人公とその自殺した親友、
そしてその親友と恋人関係になり、その恋人とは別に、また新たな恋が紡がれる・・・
思春期の葛藤や人間模様、恋愛、喪失感などを描き、
ベストセラーにもなったこの本だけは、
私の中で別格の扱いになっています。
大学入学後、いの一番に読んだことで印象に残っているのだと思います。
あらゆる物こと深刻に考えすぎないようにし、
自分との間に一線を画してしまう主人公。
訪れてしまった「死」に対して向かい合う主人公の姿はとても切なく、
どんな理由であれ「死」は「死」であり、
何にも変わらないということが切々と語られています。
私は、よく判らなくて、でもよく判るような気がして、
気になって気になってたまらず、
それで何度か読み返してしまっているのだと思います。